彼が結婚したら を考えた

 

 

めでたいニュースを目にした

 

あの大人気アイドルが一生添い遂げる相手を見つけたっていうニュース

 

 

 

 でも

 

悲しいことに、人によってはめでたくないらしい。人の幸せを祝えないなんてのは、なんとも悲しいことだ。でもアイドルとはそういう職業だから、そういう人が一定数存在するのはしょうがない。それにそもそも他人の幸せを祝う義務なんてない。そう、誰も悪くない。

 

 

 

 

…が、こんなに余裕かましている私にもいつかその日が訪れるかもしれない。

 

 

その日が来た時 私は本当に心から彼の結婚を祝えるだろうか?

 

 こんな機会なので考えてみた

 

 

 

 

 

結果から先にいうと、すぐには無理かもしれないけど やっぱり喜ぶと思う。

 

 

 

あの闇と罠と嘘だらけの世界で

一生添い遂げたい相手と出会えて

幸せでいてくれるなら

 

 

 

それはやっぱり

嬉しくて、めでたいことだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

‪…まで考えたところで、‬

 

なぜこんなに喜べるのかに気付いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は

 

後世に、安田章大の遺伝子を

なんとしてでも残したい

 

 

 

と思っているのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


彼のような貴重な遺伝子を途絶えさせたくない ‬そしてどうせ生まれるならその子供とあちこち遊びに行ける体力がある年齢のうちに生まれ育って欲しい

 

 

 

 

まず自分の遺伝子の存続の心配をしろよと言いたいところだが、正直私の遺伝子など後世に残すほどのものでもない。

 

 

 

いや、もっとゲスい話をするなら

正直今はまだ毎月訪れるあの血祭りの元が取れないまま死ぬのが嫌なので子供は産みたい。くらいにしか思ってない。思考が人間として終わっているんだ本当にごめん。

 

 

 

でも安田くんの遺伝子はどうしても後世に残したい。彼が死んでも………

 

 

 

……………………………

 

 

 


‪…待って、まず死なないでほしい

 

 

 

 

え、どうしたらいい?‬